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インナードライを対策するには?肌の内側からうるおう方法とは





「化粧水をつけても肌がうるおってふっくらしない……」そんな経験はありませんか?そのような肌の状態は、インナードライの可能性があります。インナードライは、スキンケアの見直しや生活習慣の改善によって対策することができます。

 

この記事では、インナードライの原因や改善方法について詳しく解説します。肌の乾燥にお悩みの方やスキンケアにこだわりたい方は、ぜひお読みください。



インナードライになる原因


インナードライになる原因はさまざまですが、主な原因は次の3つです。


・間違ったスキンケア

・紫外線によるダメージ

・過度なストレス


インナードライを改善するには、その原因を根本から理解して解消することが大切です。1つずつ詳しくみていきましょう。



・間違ったスキンケア


インナードライの肌は、肌の内部が乾燥しているのに表面は皮脂でベタついている状態です。皮脂の分泌量が多いと脂性肌と思いがちですが、実はインナードライのサインかもしれません。


脂性肌対策として間違ったスキンケアをすると、インナードライの肌はさらに悪化してしまいます。皮脂を取りすぎると、肌は乾燥を防ごうとして皮脂の分泌を増やそうとするからです。

 

以下のようなスキンケアは、インナードライの肌には避けたほうがよいでしょう。


・洗浄力の高い洗顔料やクレンジングを使う

・クレンジングや洗顔をしすぎる

・収れん化粧水やピーリングを多用する

・乳液やクリームを塗らない





・紫外線によるダメージ


紫外線による肌トラブルはシミ・そばかすだけでなく、肌の乾燥も引き起こす大敵です。太陽の光に含まれる紫外線は、肌に大きなダメージを与えるからです。

 

具体的には、肌の表面には、水分を保持し蒸発を防ぐ「バリア機能」が備わっています。このバリア機能が正常に働くと、肌の水分はしっかりと保たれ、乾燥を防ぐことができます。

 

ところが、紫外線を長時間または過剰に浴びると、バリア機能が弱まり、肌の水分が奪われてしまうのです。それだけではなく、紫外線は肌のハリや弾力に欠かせないコラーゲンやエラスチンにも悪影響を及ぼします。コラーゲンやエラスチンが紫外線によって変質すると、肌の水分を維持する機能が低下することもあるのです。



・過度なストレス


過度なストレスもインナードライの原因の1つと考えられます。

 

ストレスが強くなると、自律神経やホルモンバランスが乱れてしまいます。その結果、皮脂の分泌量が増えたり、肌のバリア機能が低下したりすることがあります。これにより、肌の水分と油分のバランスが崩れ、インナードライ肌になる可能性が高まるのです。



インナードライの改善方法


正しい洗顔をする


インナードライの肌を改善するには、正しい洗顔をすることが大切です。洗顔の目的は、古い角質や汚れを落とすことですが、皮脂を取りすぎるまで過剰に洗ってしまうことは逆効果です。皮脂が不足すると、肌は乾燥を防ごうとして、余計に皮脂の分泌量が増えてしまうのです。


正しい洗顔のポイントは、以下のとおりです。


・ 洗浄力の強い洗顔料は刺激を与えるので避けましょう。

・ 洗顔は多くても1日2回までにしましょう。朝と夜の2回で十分です。

・ たっぷりの泡で肌を優しく洗いましょう。肌をこすらないように注意してください。

・ 洗う時間は20~30秒程度が最適です。

・ 熱いお湯は肌の水分を奪うので、人肌程度のぬるま湯で洗いましょう。



保湿をしっかりする


紫外線やエアコンなど、肌に乾燥をもたらすものは日常にあふれています。そのため、肌にうるおいをしっかり与える保湿がとても大切です。

 

スキンケアアイテムを選ぶときは、うるおいが長く続く成分が入っているものを選びましょう。たとえば、ヒアルロン酸やセラミド、コラーゲンなどの成分が入っているものがおすすめです。

 

また、朝と夜のスキンケアだけでなく、日中も肌の乾燥を感じたら保湿しましょう。ミスト状の化粧水を持ち歩くとこまめに保湿できて便利です。また、バームタイプの保湿アイテムでも、メイクの上からでも簡単に保湿ができるのでおすすめです。





こまめに水分補給する


インナードライ肌を改善するには、日常生活の中でこまめに水分補給することが大切です。

肌細胞のほとんどは水分によって保たれており、その割合は約60%です。そのため、水分が不足すると、肌は乾燥しやすくなります。さらに、呼吸や汗、尿などによって1日に2.5~3.0リットルもの水分が失われてしまいます。

 

とくに運動や食事をしたとき、汗をかいたときなど、水分が失われやすいタイミングは特に意識をして水を飲みましょう。また、喉が渇いていないときでも定期的に水分を摂ることが大切です。

 

水分の摂取量は、1日に2リットルを目安とするとよいでしょう。



紫外線対策をする


紫外線は肌のうるおいとバリア機能を低下させます。保湿をこまめに頑張っても、紫外線を浴び続けていると乾燥してしまうため、しっかりとした紫外線対策は必須です。

 

日焼け止めを塗ることで、紫外線による乾燥やダメージを防ぎ、うるおいを保つことができます。しかし、日焼け止めは一度塗って終わりではありません。摩擦や汗で落ちてしまうため、できれば2~3時間おきに塗り直すのが理想的です。

 

また、日焼け止めだけでは不十分なので、帽子や日傘、サングラスなどのアイテムも併用するとより効果的でしょう。紫外線は夏に強くなりますが、実は1年中降り注いでいます。紫外線対策は夏だけでなく、オールシーズンで行うことを心がけましょう。



生活習慣を整える


インナードライは、生活習慣の乱れから起こります。自律神経やホルモンバランスが崩れると、皮膚のターンオーバーのサイクルが正常に行われなくなるためです。そのため、スキンケアだけでなく、生活習慣を整えることも大切です。

 

生活習慣を整えるには、以下のことに気を付けましょう。


・栄養バランスのよい食生活をする

・規則正しい生活を心がける

・ストレスを溜めない

・睡眠をしっかり取る



インナードライの改善には正しいスキンケアや正しい生活習慣が大切


この記事では、インナードライの原因や改善方法について解説しました。インナードライの改善には、肌のバリア機能を高めるスキンケアや水分摂取、睡眠など習慣的に生活を整えていくことが大切です。

ぜひ本記事の内容を参考にして、肌の内側からうるおいに満ちた美肌を目指しましょう。



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