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ゆらがない心をつくる自己肯定感の高め方5つ




ありのままの自分を肯定する、自己肯定感。自己肯定感を高められればもっと生きやすそう…。頭では理解していても、その高め方や具体的に何から始めれば良いのかわからない、という人もいるかもしれません。


この記事では、そもそも自己肯定感とは何かをおさらいし、今日から取り組める、自己肯定感を高める5つの習慣と、できるだけ意識したい自己肯定感を低めてしまう習慣・行動3つをまとめて紹介します。



自己肯定感とは?


自己肯定感とは、ありのままの自分を受け入れて肯定する感情です。ほかの人と比べて判断せずに、自分の良い部分も悪い部分も認めて「これでいい」「そんな自分が素敵!」とポジティブに捉えることができます。


なお、自己肯定感が高まれば自信がつくと言われることがよくあります。「自分を信じる」という意味では似た言葉ですが、全くイコールではありません。


●自己肯定感:根拠がなくとも自分自身を肯定できる

●自信:過去の実績や経験を根拠に自分を信じられる


自己肯定感は、ありのままの自分を「認める」こと。自信を持つとまではいかなくても、「このままの自分でいいんだ」とある種「思い込む」気持ちなのです。だからこそ、日々の心がけやちょっとした行動によって、次第に変えられるものといえるでしょう。



自己肯定感を高めると良いこと


自己肯定感を高めて、自分自身を認めることができれば、ネガティブのループに陥りにくくなり、心に余裕が生まれるでしょう。以下が変化の具体例です。


●人と比べることで落ち込むことが少なくなる

●長所をのばすために努力できる

●失敗しても前向きな姿勢でいることができる

●異なる考え方を尊重できる


自己肯定感を高めることは、自分自身にはもちろん周りの人との関わり方にも良い影響をもたらします。自分が自分であるように、人それぞれ価値観が異なることを理解することで、それぞれの素敵な部分に着目しやすくなるのです。自分にも相手にも寛容になり、そんな自分のことをさらに肯定できる、好循環につながるでしょう。





簡単に取り組める、自己肯定感を高める5つの習慣


ここからは、自己肯定感を高める5つの習慣を紹介します。なかなか難しいマインド面や心がけではなく、今日からすぐに取り入れられそうなちょっとした日々の習慣に着目しているので、参考にしてみてください。


1. 自分を褒める


まず、自分を褒めるところから始めてみましょう。「朝ちょっと早めに起きられた」「疲れていたけどヨガ教室に行った」日常のちょっとした褒めポイントでOKです。


その際、声に出して褒めてあげるとより脳が幸せを感じるといわれています。寝る前に「今日は○○できて、えらかった」「一日よくがんばったね」と自分に声をかけましょう。声に出すのは恥ずかしい、抵抗があるという人は、褒めポイントをリストアップしてノートに書き綴るのもおすすめです。


2. 部屋の掃除、断捨離


忙しい毎日で、時間にも気持ちにもゆとりがなくなると、身の回りが散らかりがちに。「明日片付けよう」「週末になったら絶対に」と、心のどこかでずっと気になっているのに、なかなか時間がとれない……。そんな自分に自然と不満や劣等感を抱いてしまっていませんか?


そういった心のモヤモヤや気持ちの落ち込みを吹き飛ばすため、部屋の片付けや不要なものの断捨離をしてみましょう。部屋がきれいになると、心が晴れ、頭がすっきりします。一日に一ヵ所だけでも小さな掃除を習慣化できれば、自分へのイメージが少しずつポジティブになり、自己肯定感が育っていきますよ。


3. 丁寧なスキンケア


仕事、家事、育児などで夜になればクタクタ…。シャワーをサッと浴びてすぐにでもベッドで横になりたいところですが、5分だけでも自分のお肌にしっかりと向き合ってスキンケアを施してみましょう。


手で顔を包み込むようにやさしくスキンケアをすると、温もりが感じられ、自然と自分をいたわる感覚が生まれます。時間がない日々の中で、サッと済ませてしまいがちなスキンケアですが、好きな香りやテクスチャーに包まれながら少しの時間だけでも肌をいたわることで、今日の自分と向き合う時間ができ、心がほっと満たされるでしょう。


4. 人から「してもらったリスト」を作る


ほかと比べて少しだけ時間が必要ですが、周りの人に「してもらったリスト」を作るのもおすすめです。人からのやさしさや好意に対して「申し訳ない」という気持ちを持ってしまう人もいるかもしれませんが、お世話になったことを素直に感謝することは相手にとっても嬉しいことです。


「子どもが泣かずに幼稚園に行ってくれた」「同僚がコーヒーを淹れてくれた」そんな日常の幸せを集めれば、毎日がたくさんの小さな幸せであふれていることに気づけるのではないでしょうか。


5. 声に出して「ありがとう」を伝える


また、声に出して感謝を伝えることも大切にしましょう。「自分なんかに」「すみません」と思ってしまう気持ちは一度手放し、かわりに「ありがとう」と伝えてみましょう。ポジティブな言葉は、自分の心はもちろん相手も明るい気持ちになります。


人と人は支え合って生きています。嬉しいことをしてもらうこともあれば、相手が必要としている時や困っている時に自分がサポートしてあげることもあるでしょう。そうすることで、お互いに笑顔を連鎖させることでき、自分のことをより好きになれるはずです。





今日で卒業したい、自己肯定感を低めてしまう3つの習慣


ここからは、自己肯定感を低めてしまう3つの習慣を紹介します。無意識で習慣化していることが見つかるかもしれません。少しずつ見直してみませんか?


1. すぐに「すみません」と口にする


「すみません」が口癖になっていませんか?謝る時にはもちろん、感謝を伝える時にも使える便利な言葉です。「すみません、話しかけても大丈夫ですか?」「すみません、ありがとうございます」そんな風に咄嗟に口から出てしまう人は要注意…!


ある程度の謙遜は日本社会では必要とされていますが、過度な謙遜は自分を否定することにつながり、自己肯定感を下げてしまうきっかけになります。感謝は「ありがとう」に言い換え、不要な場合は「すみません」と言わずに本題から入ると良いでしょう。


2. ほかの人の悪口や愚痴を言う


人間は誰しもイライラしてしまったり、理不尽なことに悲しくなったりすることはあります。その際、ついつい同僚や友人との間でほかの人の悪口や愚痴を言ってしまうこともあるでしょう。ストレスを発散するために、たまに口にしてしまうこともあるかもしれませんが、常習化には要注意です。


ネガティブな会話は、「言いすぎたかな」とのちのち後悔し、「悪口を言うような自分が嫌い」というマイナスな心を作りかねません。できる限り人の悪い部分ではなく、良い部分に着目したり、「そんな日もあるよね」と切り替えることでポジティブな流れを生み、自分の心を明るく保てるように心がけるとよいでしょう。


3. 先延ばしにする


忙しい毎日は、用事やタスクであふれています。今日やろうとしていたことが、明日になり、また次の日になり……どんどん先になってしまうことで、心のどこかにずっと「to do」が蓄積していってしまう、そんな状況はあるあるですよね。


先延ばしにすることは「今日もできなかった」と自分を低く評価することにつながります。もうひと踏ん張りして、用事を片付けてしまう、それを毎日習慣化すれば心が軽くなり、日々に余裕が生まれるでしょう。



自己肯定感の高め方・習慣を一つずつ取り入れてみよう


この記事では、そもそも自己肯定感とは何かをおさらいし、今日から早速始められる、自己肯定感を高める5つの習慣と、自己肯定感を低めてしまう習慣・行動3つを紹介しました。


ここで紹介したものを一気に取り入れようとすると、しんどくなってしまうかもしれません。まずは一つ、できるようになったらまた一つと、無理なく徐々に取り入れてみましょう。自分の人生は、自分だけのものです。私自身を大切に、好きでいられる自分で、幸福感を感じながら毎日を送りたいですね。

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